2008年11月8日更新

ウロストミーのための社会福祉制度


社会福祉制度の一般的な情報は、社団法人日本オストミー協会およびストマー用装具メーカーのパンフレットにて、詳細に説明されていますので、一般情報は、そちらをご参照ください。
このホームページでは、ウロストミー(人工膀胱保有者)のための社会福祉制度の適用について説明します。


身体障害者手帳の申請
尿路系ストーマ(人工膀胱)造設者は、ストーマ造設(手術)後、すぐに申請できます。
したがって、入院中にでも、家族の方が代理で申請することも可能です。早く申請すれば、それだけ早く交付が受けられます。
申請に必要な書類等は、次のとおりです。
直接、本人か代理人が最寄の市区役所・町村役場の福祉担当窓口へ提出してください。
1) 身体障害者手帳交付申請書
これは、最寄の市区役所・町村役場の福祉担当窓口で直接、記入・捺印することができます。
2) 身体障害者診断書(膀胱または直腸機能障害用)
最寄の市区役所・町村役場の福祉担当窓口でもらえますが、市民病院等の大病院の医事課等で保管している場合がありますので、確認してみてください。
3) 写真1枚(横3cm×縦4cm)
脱帽・上半身原則として1年以内に撮影したもの。スナップ写真でも可能。
4) 印鑑
認め印でも可能。
 
身体障害者手帳の交付
申請後、1〜2ヶ月後、最寄の市区役所・町村役場から連絡があり、説明会の後に身体障害者手帳が交付されます。
回腸導管による膀胱または直腸の機能障害は、4級となります。
また、旅客鉄道株式会社の旅客運賃減額は、第2種扱いとなります。
 
ストーマ装具の申請
指定業者からストーマ装具代の見積書を作成してもらい、身体障害者手帳、印鑑を最寄の市区役所・町村役場の福祉担当窓口へ持参して、交付券申請書へ記入後、申請をします。
申請後、身体障害者補装具交付決定通知書が郵送されます。
 
ストーマ装具の交付
身体障害者補装具交付決定通知書を持って、最寄のストーマ装具販売店にて、必要なストーマ装具類の交付を受けることが出来ます。
購入当初は、交付決定額を超えてしまう(月換算で)場合がありますが、慣れてくると交付金額以内で、処理できるようになります。
 
障害福祉の制度の適用
身体障害者手帳を交付されることにより、次の障害福祉の制度が適用されます(詳細は、最寄の市区役所・町村役場の福祉担当窓口で確認してください)。
なお、制度を利用する場合は、必ず身体障害者手帳の提示を要求されます
1) JR鉄道運賃の割引(第2種身体・知的障害者)
2) 航空運賃の割引(第2種ぼうこう・直腸4級)
3) バス運賃の割引(第2種障害者)
4) タクシー運賃の割引
5) 税金の控除(所得税・相続税・贈与税・個人事業税・市町村県民税:普通障害者、交付された年度より適用)
6) 自動車税・自動車取得税・軽自動車税の減免(内部機能障害4級)
7) 有料道路の割引証発行(身体障害者自らが運転する乗用自動車、ライトバン等)
8) 交通災害共済制度の割引
9) 公共施設の個人利用の減免
 
障害年金制度によるサービス
年金に加入している人は、保険料の納入期間を満たしていれば、障害年金の支給を受けることができます。
最寄の社会保険事務所年金相談コーナーで相談受付をしていますので、まずは、気軽に相談されることが適用を受ける第一歩です。
厚生年金障害厚生年金の例を記載します。ウロストミーの人は、3級に該当します。
適用可能の承諾を得た場合、国民年金・厚生年金・船員保険障害者給付金裁定請求書に記載し、次の書類を添付します。
1) 認印(朱肉のもの)
2) 基礎年金番号通知書(夫・妻)
3) 年金手帳(夫・妻)
4) 戸籍謄本
5) 住民票謄本
6) 非課税証明書(妻)
7) 預貯金通帳(請求者本人名義)
8) 被保険者記録照会回答票(社会保険事務所でのコンピュータ資料)
9) 病歴・就労状況申立書(社会保険事務所指定用紙)
10) 診断書(社会保険事務所指定用紙)
   
「障害状況確認届」
障害の状態に応じて提出する年が異なり、提出が必要な方には、誕生月に社会保険業務センター又は社会保険事務所から送付されてきますので、誕生月の末日までに社会保険業務センターに提出してください。
筆者の場合は、平成13年に認定を受けて、平成16年8月、平成19年8月に提出しています(3年毎になっているようです)。
 
医療費控除
実費でストーマ装具を購入し、医療費控除を受ける場合は、ストマ用装具使用証明書を該当の病院にて作成してもらいます。
この証明書とストーマ用装具代の領収書を確定申告書に添付します。
 
NTTドコモ「ハーティ割引」の適用
NTTドコモの携帯電話を持っている方あるいは、新規にNTTドコモの携帯電話を購入する方は、「身体障害者手帳」を提示することにより、各種割引サービスを受けることができます。
お近くのドコモショップへお問い合わせください。
1)

月々の基本使用料が60%割引になります。しかも、無料通信分はそのまま変わりません。

2) モードや留守番電話などの月額使用料が安くなります。
3)

テレビ電話通信料(通常、音声通話料の1.8倍相当)が、音声通話料と同額になります。

4)

各種手続きをする際の手数料の一部が無料になります。

5)

電話番号案内「104」への通話料・番号案内料が無料になります。

NTTドコモのホームページ「ハーティ割引」を参照してください。
 
au by KDDI「スマイルハート割引」の適用
「身体障害者手帳」、「療育手帳」、「精神障害者保健福祉手帳」のいずれかの交付を受けている方が対象となります。
auショップ・PiPitおよびau電話取扱店でお申し込みいただけます。
1年間継続利用のご契約をしていただくことにより、以下の割引を適用します。
1) 基本使用料 50%割引
2) 通話料 au電話への通話料・テレビ電話通話料
一般電話への通話料
50%割引
他社携帯電話・PHSへの通話料・テレビ電話通話料 20%割引
3) Cメール送信料 50%割引
au by KDDI:割引サービス「スマイルハート割引」をご確認ください。
 
ソフトバンクモバイル「ハートフレンド割引 オレンジプラン」の適用

障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳のいずれかの交付を受けている方の基本使用料が50%OFF

1) 基本使用料 半額
2) 他社携帯電話・PHSへの通話料 20%割引
ソフトバンク「ハ−トフレンド割引」をご確認ください。
 
ウィルコム「ハートフルサポート」の適用
満60歳以上のかた、心身に障がいのあるかた、医療福祉機関にお勤めのかた向けの割引サービスです。
ウィルコムプラザ・ウィルコムカウンターでも各種ご相談・お手続きを承っております。
下記いずれかに当てはまる個人のお客さまが対象となります。
1) 年齢が満60歳以上のかた
2) 「身体障害者手帳」「療育手帳」「精神障害者保健福祉手帳(障害者手帳)」のいずれかの交付を受けているかた
3) 社会福祉事業者、公的医療機関または医療法人にお勤めの職員のかた
ウィルコム定額プラン 対象のお客さまであれば、通常2,900円のウィルコム定額プランが、2,200円になります。
1) すべてのウィルコムへの通話無料
2) 他社PHSを含むすべての070への通話無料
3) 他社携帯電話、PCなどへ、すべてのEメール送受信無料
ウィルコムの「ハートフルサポート」をご確認ください。
 
「障害者の方に対する受信料免除の適用範囲拡大」について
障害者の方に対する受信料免除については、障害の種類により異なる取り扱いを見直します。免除適用の対象に「精神障害者」「重度以外の知的障害者」を含め、障害者基本法に定めるすべての障害者を対象とするとともに、「生活状態」に関する免除の基準を統一します。実施時期は平成20年10月を予定しています。
【全額免除】 障害者を構成員とする世帯で、その構成員の全員が市町村民税(特別区民税を含む)非課税の措置を受けている場合
【半額免除】 視聴覚障害者が世帯主の場合
重度の障害者が世帯主の場合
詳しくは意見募集結果のホームページをご覧ください。
詳細は、各市町村の障害福祉課へお尋ねください。
 
有料道路での障害者割引制度の改訂
従来の「障害者有料道路通行料金割引証」の提示・提出での割引制度が平成16年5月31日で廃止となりました。
変更手続きをされていない方は、最寄の市区役所・町村役場の福祉担当窓口で行ってください。
変更手続きの書類は、次のとおりです。
1) 身体障害者手帳
2) 登録を希望する自動車の自動車検査証(車検証)
3) 運転免許証
4) 利用中の「障害者有料道路通行料金割引証綴」
身体障害者手帳に有料道路割引を証明する内容が記載されますので、手続き完了後の利用は、高速道路の料金ゲートで、身体障害者手帳のみを提示することにより割引額を支払うことになります。
 
ETCを利用した有料道路での障害者割引制度の導入
ETCを利用して従来どおりの有料道路の割引を適用できることになりました。
手続きの方法は、次のとおりです。
まずは、ETCカードの申込みとETC車載器の取り付けを行ってください。
保有車のカーディーラー等へ相談するとすべてアレンジしてくれます。
取り付け完了とETCカードを入手しましたら、最寄の市区役所・町村役場の福祉担当窓口で行ってください。
手続きの書類は、次のとおりです。
1) 身体障害者手帳
2) 登録を希望する自動車の自動車検査証(車検証)
3) 運転免許証
4) 利用中の「障害者有料道路通行料金割引証綴」
5) ETCカード
6) 登録を希望する自動車に取り付けられた車載器の「ETC車載器セットアップ申込書・証明書」
市区役所・町村役場の福祉担当窓口で手続きを完了すると「有料道路障害者割引申請書兼ETC利用申請書」の原本とお客様控えおよび送付封筒を渡されますので、原本を指定の封筒に入れて「有料道路ETC登録係」宛てに自ら投函します。
約2週間程で「ETC利用登録結果通知書」が送付されてきますので、その通知書に記載された「割引開始日」からETCにて自動割引処理がされます。
それまでは、前述の10項と同じ方法で身体障害者手帳の提示で通行料金の割引ができます。
【更新手続き】
ETC利用の最初更新日は、福祉事務所等の利用対象証明日から2回目の誕生日までとなっています。
有効期限の更新手続きのお知らせは、誕生日の約2ヶ月前に有料道路ETC割引登録係より郵送されてきます。
その「更新のご案内」と次の資料を最寄の市区役所・町村役場の福祉担当窓口へ持参し、手続きをしてください。
1) 身体障害者手帳
2) 自動車検査証(車検証)
3) 運転免許証
4) ETCカード
5) 「ETC車載器セットアップ申込書・証明書」(登録時に作成された資料)
詳細については、最寄の市区役所・町村役場の福祉担当窓口へお問合せください。
その場で、身体障害者手帳の内容変更と更新手続きを完了すると「有料道路障害者割引申請書兼ETC利用申請書」の原本とお客様控えおよび送付封筒を渡されますので、原本を指定の封筒に入れて「有料道路ETC登録係」宛てに自ら投函します。
 
ETC車載器購入の助成
障害者の方のETC利用の促進を目的として、先着15万人の方を対象に車載器購入代金の一部として一人当たり一万円を助成されることになっています。
申込受付は、平成15年12月1日から最寄の市区役所・町村役場の福祉担当窓口で行っています。
 
ジパング倶楽部
JR東日本が提供する特別会員制度(日本身体障害者団体連合会)
加入資格は、身体障害者手帳をお持ちの方で男性60歳、女性55歳から適用されます。
JR東日本「大人の休日」
日本オストミー協会会報通巻3478号No.223身体障害者ジパング倶楽部のご案内
 
回腸導管から腎ろうへ
当初、ウロストミー(回腸導管)造設後、身体障害者等級4級を認定された。
2006年10月左尿管がんにより回腸導管を摘出し、回腸導管を閉じ、新たに、腎ろうを造設したため、身体障害者等級の変更申請が必要かどうか、市障害福祉課へ確認したところ、「腎ろう」も尿路変更のストーマの一種で、4級に該当するために,特に変更申請の必要がないことが判った。
なお、複合的な障害が生じた場合は、主治医に確認の上、等級変更の処置が可能のため、市障害福祉課等で相談することをお勧めする。


ストーマケアへ